10月22日と11月9日のフラワーセンターは、これまでにない緊張感に包まれていました。それは「フラワーセンター生花技術評価実技審査」が初開催されたからです。
　この技術評価制度は、フラワーセンターにおいて「技術」および「モチベーション」の向上を目的とした制度です。
　技術評価は「審査員審査（実技）」と「日常審査（日常の業務内容）」で評価され、評価点の合計が8割以上獲得できなければ不合格となる大変厳しい審査です。

　今回の審査員審査は『花束2束と黒ポット1基を、20分以内に完成させる』ことが課題でした。審査は2名ずつ行いましたが、審査員5名（社長、専務、常務、取締役、部長）に暖かくも厳しい目に囲まれての審査ということもあり、受験者の緊張がヒシヒシと伝わってきました。
　9名の受験者の中には「時間ギリギリの方」「普段は忘れることのない花材を入れ忘れてしまう方」と、いつも通りの実力を発揮できない方も見受けられましたが、審査員審査で不合格となる方はいなかったので、今後２ヵ月間の日常審査を経て、最終的な合否判定が行われます。