—— 仕事内容を具体的に教えてください。

組織推進課は、JA組合員を対象にした共同購入推進事業と、葬儀関係のアフターフォロー事業を行っています。私は当課で課長代理を務めています。アフターフォローとして主に法事や墓石、仏壇のご提案などを行っています。葬儀の打ち合わせと異なり、時間がある分、よりきめ細かな提案力や営業力が求められます。

—— 今の仕事を選んだ経緯を教えてください。

人の最期を見送るという、意義深い出来事に関われるという点に興味を持ちました。新卒で就職活動をしているときから葬儀に関する知識や経験が豊富な人など、まずいません。当社では、社会人としての常識や接遇の基本から、葬祭の知識やマナー、宗教や地域による葬儀の違いまで、さまざまなことを学ぶ研修体制が整っています。私も入社3年目くらいまでは、日々勉強といった感じでした。

—— 職場の雰囲気、働く環境はいかがですか。

上司と部下の意思疎通がしやすい環境が整った、風通しのいい職場だと思います。定期的な社員懇談会や週間業務報告書で意見を伝えられますし、当社には、役員が社員の意見を率先して聞こうとする風土があります。
私も管理職として部下が意見を言いやすい環境づくりを心がけていますが、会社として変えられない方針や規則もありますので、すべての意見に応えられるわけではありません。そういった部分を部下に納得してもらえるよう、部下とも折衝の日々です。

—— この仕事のやりがい、好きなところはどんなところですか。

葬儀の現場で肉親の死を目の前にしている方に対して、マニュアルどおりの整った言葉をかけても通じなかったり、神経を逆なでしてしまう場合だってあるものです。そのような繊細な現場では、その場の空気を読む力が求められます。その場その場で柔軟に、社交的に対応すること。そこがこの仕事のやりがいでもあると思います。

—— 就活生に向けてのメッセージをお願いします。

自分の可能性を信じて、いろいろなことにチャレンジしてください。ときには多少の我慢をすることも大事です。我慢してでも進み続け、やりきったときに初めて見えてくる風景もあります。